フェアトレードを日常に。
スーパーマーケットやデパート、輸入食品などが売っているお店で
チョコレートやコーヒーなどにマークがあったり
よく見かける
『フェアトレード』という言葉。
自分の中ではだいたい理解しているつもりでしたが、、、
『フェアトレードって何ですか??ー』
って聞かれると、曖昧な説明に
もごもごしてしまう…
自分の勉強を兼ねて(このブログだいたいがそうです。)
フェアトレードジャパンfairtrade japan公式サイト
を参考にさせていただきながら、
大まかなところを
まとめていこうと思います。
フェアトレードとは
『フェアトレード』
フェアなトレード。。。
● フェア(公平な) トレード(貿易・取引)
という意味。
これだけではわからないですよね。。。
わたしたちが普段、口にしている食べもの、使っているものの中には、
発展途上国の方々が生産されたものもあります。
それらが、驚くほどの安値で販売されている、
そして大量生産されている。
大量生産するために、必用以上な農薬を使い、環境破壊もするし、
生産者さんの身体にも良くないことです。
以前、わたしは農業に携わったことがありますが、
『除草剤』でも具合悪くなりました。。。
そんな大変な思いをしているにも関わらず、正当な対価が生産者さんに支払われない、
生産者さんが価格決定するには立場が弱く…
さらには気候変動による収穫高の低下。
(生産物によっては、1~2度程度の気温上昇でも生産に影響(生産が減少)するそうです。)
など。
このように、立場の弱い、発展途上国の生産者さんの犠牲を改善するため、
美味しくて質の良い商品をつくり続けてもらえるように、
適正な価格での購入を継続し
労働環境や生活水準が守られ、自立を目指す、
環境にも配慮した、持続可能な貿易のしくみ、ということです。
だから、fair (公平な) trade (貿易・取引)
なんですね!
フェアトレード・ラベル
世界的に最も認知されている、国際フェアトレード認証ラベル。
〇 社会的、環境的、経済的基準について定めた、
国際フェアトレード基準を満たした商品についています。
こちらはいつも購入している
『小川珈琲店』の
オーガニックでフェアトレードのコーヒー
袋の上、中央にある人のようなマークが
フェアトレードのラベル。(見えにくい。。。!!!)
続いてこちらは『コストコ』の商品。
右下にあるマークが
国際フェアトレード認証のラベルですね!
これで見えますかね!
≪フェアトレーラベルの歴史≫
〇「もう一つの貿易」として始まったフェアトレード運動
1960年代、多くのオルタナティブトレード(公平な貿易)組織が欧米で盛んになり、ネットワークをつくり、
小規模生産者が生き残っていくことが困難である既存の貿易システムの現状を人々に知らせることに大いに貢献。
フェアトレード商品は、当時、教会やフェアトレード専門ショップ、自然食品店などで販売。
そしてより多くの人々にフェアトレード商品を購入してもらい、フェアトレード運動を広めるには
一般のスーパーマーケットで販売をする必要があり、考えられてのが『フェアトレード・ラベル』。
1988年 (わたしが生まれた年です。)に、
国際フェアトレード基準を設定し、基準を満たした製品に共通のラベルを貼付し、消費者に知らせるラベルのしくみが、
オランダで、マックスハベラーという名前で始まったそうです。
1992年 ドイツでトランスフェアインターナショナルとして組織化。
1997年 国際フェアトレードラベル機構が設立。
2002年 現在の、国際フェアトレード認証ラベルに統一。
現在、日本を含む、世界30ヵ国以上に展開されているラベル推進組織。
2007年 中南米・アフリカ・アジアの各生産者ネットワーク組織も国際フェアトレードラベル機構の構成メンバーに加わる。
参考ページ
↓
認証ラベルについて フェアトレードとは?fairtrade japan 公式サイト
国際フェアトレード基準
上記の、国際フェアトレード基準は、国際フェアトレードラベル機構によって設定され、
基準委員会や、フェアトレードに参加する生産者さんや貿易業者さんなどによって、定期的に見直されるそうです。
常に改善、話し合い、コミュニケーションができている、ということは
持続可能な社会をつくる上で、
とっても重要な事、大切な事だと、わたしは思います!!
当然のようで、これがなかなかできない社会が多いのではと、個人的に思ってしまいます…
国際フェアトレード基準の原則
国際フェアトレード基準フェアトレードとは?fairtrade japan公式サイト
□ 経済的基準
・フェアトレード最低価格の保証
・フェアトレード・プレミアムの支払い
・長期的な取引の促進
・必要に応じた前払いの保証など
□ 社会的基準
・安全な労働環境
・民主的な運営
・差別の禁止
・児童労働・強制労働の禁止など
□ 環境的基準
・農薬・薬品の使用削減と適正使用
・有機栽培の奨励
・土壌・水源・生物多様性の保全
・遺伝子組み換え品の禁止など
フェアトレードを日常に
最後に、
わたし愛用している。(かわいすぎて宝物です)
Peopletreeさんのフェアトレードのブックカバー。
(何年も前の購入品。)
※↑ちなみに、こちらのマーク(写真②左側の丸いマーク)は、団体に対するフェアトレード認定のマーク
とってもお気に入りのブックカバー。
寝る前に何か書きたいことを
メモするようにサイドテーブルに置いてますが、
おやすみ1秒の人なので、ほとんど書いてませんが…
わたしも素敵な商品や、おいしくて安全な商品を
購入出来てうれしいし、
それが生産者の安定した利益につながるのであれば
なおうれしい。
とっても温かい気持ちになるし、使うときも価値の重さを感じます。
国際フェアトレード認証対象産品については
こちらをご参照ください。
↓
国際フェアトレード基準 フェアトレードとは? fairtrade japan 公式サイト
持続可能な社会へ (まとめ)
フェアトレードについて知ると、
まさに、世界規模で考えた
『持続可能な社会』をつくっていくために重要なこと。
エシカル消費
エシカルな暮らし。
フェアトレードの商品を
わたしたち一人一人の日々の生活に取り入れていく中で
選んで購入することで、
一生懸命つくってくれた、商品を生み出してくれた
誰かの暮らしの自立に繋がる。
こう書くと、なんか上から目線…?
そういうことではなく、
相手の立場になって
お互いに、対等に、
助け合える社会。
購入出来てうれしい、助かる、元気になった。
見るたびにパワーをもらう。
そう思わせてくれるのが、
フェアトレードの商品だなと、
いつも感じています。
ぜひみなさまも、日々の暮しに、フェアトレードを!!!